ガス燃焼ユニット(GCU)

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ガス燃焼ユニット(GCU)

ガス燃料船/バンカリング船の余剰ガスを安全に、
確実に処理

ガス燃焼ユニット(GCU)

ガス燃焼ユニット(GCU)とは?

環境にやさしい低炭素ガス燃料、その運用にもバーナが不可欠です。
LNG(Liquid Natural Gas)など低温の液化ガスを搭載・運用する船では、燃料タンクからのBOG(Boil Off Gas)や機器のメンテナンス、バンカリングにともなう余剰ガスが発生します。 これらの余剰ガスは場合によってエンジンでは使用できず、また環境等への影響を考慮し船外にそのまま排出することができません。
ガス燃焼ユニット(GCU)はこれら余剰ガスの船内処理を行うことができます。

ガス燃料船の"かなめ"となる余剰ガス処理

GCUにはトラブルの少なさと環境性能が求められます。
燃料タンクのBOGの処理が滞ると、タンク内の圧力が上昇し、安全弁作動のリスクが高まります。安全弁からタンク内のガスを大気放出すれば環境への影響が大きく、GCUにはBOGを必要なタイミングで確実に処理できる信頼性が求められます。
サンフレムのGCUは補助ボイラで培った最新の燃焼制御技術を備えています。これによって圧力の不安定なBOGが供給された場合も、失火などのトラブルリスクを最小限に抑えて運転することができます。

また余剰ガスには不活性ガスが含まれる場合があります。この余剰ガス処理には失火を防ぐため油燃料との混合燃焼が必要となります。サンフレムのGCUは油燃料の混合量を不活性ガスの混入割合に応じて自動制御する機能を備えています。油燃料の混合量もロータリカップバーナの高い燃焼性を活かして最小とすることができ、これにより船の低炭素化に貢献します。

特長

  • 余剰ガスの圧力/不活性ガス濃度に応じた燃焼制御
  • ボイラ用DFバーナでも実績のあるロータリカップバーナ採用
  • 油燃料の消費を最小とする機構・制御
  • 運転データの分析機能(BOG処理量の分析による燃節提案 など)
  • 扱いやすい操作パネル
  • 設置面積を最小とする構造

製品仕様 (SGU-200)

ガス供給圧 >0.1-1.0 MPa;
フリーフロー時は0.01 Mpaで燃焼可
BOGモード
最大燃焼量
200 kg/h (279Nm3/h)
タンクチャージ・
タンクディスチャージモード
最大燃焼量
ガス:200kg(279Nm3/h)
N2 100%:300kg(240Nm3/h)
寸法 4,310×1,350×2,725(h)mm
重量(≒kg) 2,240 kg

製品ラインアップについては別途お問い合わせ下さい。

ボイラ用DFバーナでも同様のGCU機能を有します。
ボイラバーナで処理することで船内蒸気の発生に再利用することもできます。